安産祈願
安産祈願について
安産祈願は生まれてくる新たな命と妊婦様の健康を願う大切な祈りです。
ここでは安産祈願の由来や申し込みの流れについてご説明いたします。
古来より人は子孫繁栄を願ってきました。
子供を無事に出産することを願い、祈りを捧げる。
このいわゆる安産信仰は世界中どこでも共通する願いの一つかと思います。
様々な形で安産の信仰は現れますが、寺院においては、子授けにゆかりのある子安(こやす)観世音菩薩や准胝(じゅんてい)観世音菩薩をお祀りするところなどでは特に安産の信仰を集めており、当山もその中の一つとなっています。
また寺院以外においては、岩田帯を巻かれ応神天皇を無事ご出産されたという神功皇后を御祭神とする神社などで特に厚く信仰されています。
なぜ「戌の日(いぬのひ)」に安産祈願?
日本独自の文化として、暦に割り振られた十二支の中の「戌の日」に安産祈願を行い、安産無事を祈るという風習があります。
これは犬が多産であり、なおかつお産が軽いことから「安産の守り神」と考えられてきたことに由来します。
一般的には、妊娠から5ヶ月目の戌の日に安産祈願を行います。
大安の日と戌の日
六曜の一つである大安の日は、何事をするにも良い日であるとされお祝い事やご祈願の日に選ばれる方もとても多いです。
戌の日は特に安産とゆかりがある日取りであるのに対し、大安は安産だけでなく様々な事柄に対して吉とされます。
戌の日カレンダー
小石観音寺の安産祈願
本堂にてご祈願
子安観音さまをおまつりする小石観音寺の本堂において、妊婦さんのお名前を読み上げながら御祈願をいたします。 数百年脈々と受け継がれる真言密教の御祈願方法です。開始時間は9時、10時、11時となっていますので、ご都合の良い時間を事前にお知らせください。
腹帯について
安産無事を祈る子安観音さまに対し、住職によるご祈念の上、皆様に授与するものです。住職によるお勤めが終わりましたら、安産祈願の腹帯とお守りをお渡し致します。
無事お生まれになった後のお礼詣りの際に当山へお納めいただきます。
安産祈願の時期について
日本には古くから妊娠5ヶ月目に入った最初の戌の日に、妊婦さんが腹帯を巻いて安産祈願のお詣りをする風習があります。 当山では戌の日以外も安産祈願を受け付けていますので、妊婦さんの体調やご都合に合わせて近い日を選ぶのもよいでしょう。
安産祈願当日の持ち物・服装について
当日の持ち物に関しましては、お供え料を寺務所にてお納めください。
(のし袋入れる場合、表書きは『御供』とするのが一般的です)
服装に関しまして特に決まりはありませんがお堂内は、冷暖房などの設備がございませんので、特に妊婦様は温度調節可能な上着などお持ちいただければと思います。
母乳請願地蔵について
小石観音寺の三仏堂には母乳請願地蔵というお地蔵様がおまつりされています。
このお地蔵様には昔から当山にお参りに来られた妊婦さんが、
「赤ちゃんが生まれた後にきちんと母乳が出ますように」
と願いを込めて手を合わせてこられました。
安産祈願でお越しの際はぜひこちらのお地蔵様にもお参りください。
安産祈願お申し込みの流れ
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1HPまたはお電話で日時を予約
予約なしでも受付可能ですが、山内行事と重なる場合がありますのでご予約をおすすめします。
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2申込用紙を窓口へ提出
寺務所受付で、住所・氏名など必要事項をご記入ください。
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3本堂にてご祈祷
本堂内、子安観音仏前にてご祈祷をいたします。
付き添いの方もみなさまお堂にお入りいただけます。 -
4祈祷後、お札とお守りの授与
お腹帯とお守りを授与いたします。
安産祈願の祈祷料
本堂において 御祈願いたします。 |
安産の腹帯 安産お守り |
祈祷料7,000円 |
---|---|---|
本堂において 御祈願いたします。 翌日以降、さらに 日数をかけて御 祈願をいたします。 |
安産の腹帯 安産お守り ご祈祷札(小) |
祈祷料10,000円 |
本堂において 御祈願いたします。 翌日以降、さらに 日数をかけて御 祈願をいたします。 |
安産の腹帯 安産お守り ご祈祷札(中) |
祈祷料15,000円 |
本堂において 御祈願いたします。 翌日以降、さらに 日数をかけて御 祈願をいたします。 |
安産の腹帯 安産お守り ご祈祷札(大) |
祈祷料20,000円~ |
本堂において御祈願いたします。 | 安産の腹帯 安産のお守り |
祈祷料7,000円 |
---|---|---|
本堂において御祈願いたします。 翌日以降、さらに日数をかけて御祈願をいたします。 |
安産の腹帯 安産のお守り ご祈祷札(小) |
祈祷料10,000円 |
本堂において御祈願いたします。 翌日以降、さらに日数をかけて御祈願をいたします。 |
安産の腹帯 安産のお守り ご祈祷札(中) |
祈祷料15,000円 |
本堂において御祈願いたします。 翌日以降、さらに日数をかけて御祈願をいたします。 |
安産の腹帯 安産のお守り ご祈祷札(大) |
祈祷料20,000円~ |
安産祈願に関して
よくあるご質問
のしの表書きについて
当日寺務所でお供えいただくご祈祷料をのしに入れてご用意いただく場合の表書きは「御供(おそなえ)」とされるのが一般的です。(神社などでは「初穂料」)
誰とお参りに行ったらいいですか?
一般的には、ご夫婦やご両親とお参りにいらっしゃる方が多いです。
堂内には十分に座席を設けていますので、付き添いの方もご一緒に本堂にお入りいただくことができます。
戌の日以外も可能ですか?
大祭など特別なお寺の行事と重ならない限り、毎日ご祈願を承っています。
戌の日以外でも、ご都合のよろしい時にお参りください。
お札の祀り方について
ご祈願をしたお印として、ご祈祷札をお渡し致します。
安産無事と妊婦様の健康を願うものですので、ご家庭では目線より少し高いところで粗末にならない場所に立てかけてお祀りください。
お礼参りの際、あるいは約一年経ちましたら当山にお納めください。
腹帯の使い方について
腹帯はお腹の赤ちゃんにとっても、お母さんにとっても、 安心に過ごすために必要なものです。
今では簡単な腹巻きのようなものや、 コルセットのようなものまで様々ございますが、 さらしは通気性もよく、
月日とともに大きくなるお腹の大きさに合わせて、 ご自分で調整しながら付けることができます。
ご祈祷した腹帯は御利益のあるものですから、 慣れるまで一人では着けにくいときには、
ご家族の方に手伝っていただいてご使いください。
直接お参りできない方には郵送いたします
遠方にお住みの方など、直接の来山が難しい方には郵送でのお申し込みも受け付けております。
フォームのテキスト欄に
- ご祈願料
- お送り先のご住所
- 郵送希望の旨
を記載の上、お申し込みください。
当山より内容の確認、振込先のご連絡をさせていただきます。
- 申し込み
- 内容確認
- ご入金確認
- 当山にてご祈願
- 安産腹帯、お守りなどの祈念品郵送